山梨の印章産業

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日本を代表する印章産地

山梨県は、全国有数の印章産地として知られ、国内生産量の約60%を占める日本最大の印章産地です。江戸時代末期から続く伝統技術と、現代的な生産体制が融合した総合的な印章産業エリアとして発展してまいりました。

歴史と伝統

山梨県の印章産業は、1861年(文久年間)に水晶の篆刻技術が確立されたことに始まります。御岳山系で良質な水晶鉱が発見されたことを契機に、水晶加工技術が発達し、印章彫刻技術へと発展しました。
特に「甲州手彫印章」は、経済産業大臣指定の伝統的工芸品として、日本で最初に印章分野での指定を受けております。江戸時代の文献にも職人の存在が記録されており、150年以上の歴史を持つ伝統産業です。

総合的な産業集積

山梨県は、印章に関わる全ての業種が集積しており、一貫した生産・流通体制を構築しています。

印章関連業種一覧
  • 【印章彫刻業】
  • 【印材製造業】
  • 【卸売業】
  • 【通信・外交販売】
  • 【ゴム印・浸透印製造】
  • 【印章ケース・印袋製造】
  • 【表札】

多様な素材への対応

水晶、メノウ、トラメ石などの貴石から、象牙、オランダ水牛、黒水牛、柘などの伝統的印材まで、幅広い素材に対応可能な技術力を保有しています。

ビジネスパートナーとしての強み

デジタル化が進む現代においても、法人実印や代表者印など、企業における重要な印章のニーズは確実に存在します。山梨県の印章産業は、伝統技術の継承と現代的なニーズへの対応を両立し、高品質な製品を安定供給できる体制を維持しています。
長年培われた技術力と、国内最大の産地としての生産能力により、企業様の多様なご要望にお応えすることが可能です。

山梨県の印章産業に関するお取引のご相談は、山梨県印判用品卸商工業協同組合までお問い合わせください。

甲州手彫印章

経済産業大臣指定 甲州手彫印章

経済産業大臣指定106号「甲州手彫印章」の技法は文字文化4,000年の歴史のなか、最も美しい篆書を中心に、今彫ろうとする印章の文字のデザインを考え、字割り、字入れ、粗彫、仕上げ等すべて手作業で、昔ながらの道具と技法で行っています。
完成された印影の美しさの追求と、それを表現するための印刀捌き、私達は、古くから伝承された技術を、次の世代に引き渡していきます。

『甲州手彫印章』の伝統的工芸品の指定は、平成17年7月31日に、山梨県印章店協同組合に対し、伝統的工芸品産業の振興に関する法律第2条第1項及び第2項の規定に基づき、下記の通り定めて指定されたものです。
私たち山梨県印判用品卸商工業協同組合は甲州手彫印章の普及に協力しております。

品質保証体制

伝統的工芸品産業の復興に関する法律により経済産業大臣が指定した伝統的工芸品につけられる「伝統証紙」がついた製品は、山梨県印章店協同組合が、基準に合格しているかどうかについて厳重な検査を実施したものであり、生産者が誇りと責任をもってお届けする製品です。

【通商産業省告示第472号】

伝統的工芸品産業の振興に関する法律(昭和49年法律第57号)第2条第1項及び第2項の規定に基づき、甲州手彫印章を同第1項の伝統的工芸品として指定したので、同条第4項の規定に基づき告示する。

  • 伝統的工芸品の名称

    甲州手彫印章

  • 伝統的な技術又は技法
    1. 『印面摺』は、砥石を用いて印面を平らにすること。
    2. 『字入れ』は印稿及び字割を行った後、枠内に左文字で描く事。
  • 印材がツゲ及び水牛にあっては、次の技術又は技法によること。
    1. 起低刀を用いて文字部分を残すよう粗彫りをすること。
    2. 判差刀を用い、押切刀法及び引切刀法により文字を整え、仕上げをすること。
  • 印材が水晶にあっては、次の技術及び技法によること。
    1. タガネ背製の丸刀をたたきながら印面を掘り出すこと。
    2. タガネ製の平刀をたたきながら文字を仕上げること。
    3. タガネ製さらい刀たたきながら深く彫り、凹面の整形をを行うこと。
  • 伝統的に使用されてきた原材料

    印材は、ツゲ、水牛、水晶とすること。

  • 製造される地域

    甲府市・富士吉田市・甲州市・都留市・山梨市・韮崎市・市川三郷町・富士川町・身延町・甲斐市・昭和町・中央市・南アルプス市

  • 指定年月日

    平成12年7月31日


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